【施工事例】気中開閉器(PAS)を新しく取り付けました!

【工事概要】

高圧ケーブル一式更新と電柱上に新たな**気中開閉器(PAS)**を設置しました。

配電線の信頼性向上と、災害時の復旧時間短縮を目的として、新設工事を実施しました。

「PASって何?」と思う方もいるかもしれませんが、電柱の上に付いている“電気の安全スイッチ”のような設備です。これがしっかり動くことで、地域の電気が安定して供給されるんですね。

1. 事前調査・停電調整

電力会社と協議のうえ停電日時を確定し、現場状況やケーブルのルートを調査しました。

2. 高圧ケーブルを一式更新

周りの金具やケーブルも同時に点検し、既設高圧ケーブルは撤去し更新します。

電気工事士の資格を持つ熟練の技術者が、安全・丁寧に取り外しました。

3. 新規開閉器(PAS)取付

取付金具の水平・垂直を確認し、新たに選定した気中開閉器(PAS)を電柱上に固定しました。

4.高圧ケーブル接続・端末処理

6.6kV用ケーブル端末を適切に処理し、機器端子へ確実に接続。

絶縁距離や締付トルクを確認して仕上げました。

取り付けが完了したら、開閉がスムーズにできるか手動でチェック。

5.動作確認・復電

手動操作による開閉動作確認およびリレー試験を行い、電力会社立会いのもと復電操作を実施しました。

問題がなければ工事完了!無事に新しいPASが地域の電気を守ってくれます。

今回の更新で、設備が新しくなり、停電や事故に対する信頼性がぐんとアップしました。
電気って普段は見えない存在ですが、こうした設備がしっかりしていることで、安心して生活できるようになっています。

【施工後の効果】

  • 高圧系統の開閉操作がスムーズになり、保守作業が安全に実施可能となった。
  • 機器更新により絶縁性能が向上し、設備の信頼性が大幅に改善。
  • 落雷時やトラブル発生時の遮断操作が迅速に行えるようになり、停電リスクが低減した。