先日、店舗兼住宅にてPCB使用有無調査を行いました。
調査結果の前にいくつかQ&Aにお答えします。
Q:PCBって何?
A:ポリ塩化ビフェニル(PCB)です。
油状で水に溶けにくい物質で、電気機器をはじめ幅広い用途に使用されており毒性が強いそうです。
Q:なぜ調査をするの?
A:以前、蛍光灯安定器が突然破裂し、中からPCBが漏洩する事故や中毒症状が見られたカネミ油症事件(1968年)が発生し社会問題にもなりました。
PCBは非常に毒性が強いため現在、製造・輸入・使用が禁止されており、その保管者は処分の状況についての届出や法で定められた期限までに処分することが義務付けられています。
Q:対象となるのはどういう器具?
A:PCBが一部使用されている可能性のある器具一例です。
・施設用蛍光灯器具
・水銀灯器具
・低圧ナトリウム器具
★1957年(昭和32)1月〜1972年(昭和47)8月製造機器となります。
Q:具体的にどこに使われている器具?
A:過去に事業用として使用し現在は居宅として使用している建物や、「店舗兼住宅」や「事務所兼住宅」のように住宅と事業用建物を兼ねている(いた)建物を含みます。
共同住宅(アパート、マンション等)は、廊下や階段等の共用部分が対象です。
*街路灯
*事務所内蛍光器具
*工場・倉庫内の水銀灯器具
*屋外灯
※基本、家庭用照明器具にはPCBが使用されていませんが、一般家庭に施設用照明器具を設置されていることが稀に見られますので、ご注意をお願いします。
——調査内容です——
<蛍光灯>
蛍光灯を外します↓
反射板を外します↓
照明器具の表記ラベルを確認します↓
<製造年・力率・Hfランプの表示>
照明器具のラベル表記を参考に「(一社)日本証明工業会ホームページ」にてPCVの有無を確認します。
こちらの照明は結果「無」でした。一安心ですね!!
<照明器具>
和風ペンダントライトです↓
こちらも本体すべて外します↓
照明器具の表記ラベルを確認します↓
<製造年・力率・Hfランプの表示>
照明器具のラベル表記を参考に「(一社)日本証明工業会ホームページ」にてPCVの有無を確認します。
こちらの照明は結果「無」でした。一安心ですね!!
弊社では、PCB調査も行なっております。
調査についての詳細につきましては、
お問い合わせよりお願い致します。
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